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自律神経が乱れると肌も荒れる!?
更新日:2021年4月22日

自律神経とは・・・
「自律神経失調症」と診断されるほどではなくても、現代社会では多くの人が自律神経の乱れを感じています。
特にスマホを寝る直前まで使用することも自律神経の乱れに大きく影響しています。
自律神経は身体のなかの脈拍や体温、臓器の働きをコントロールする働きをしていて、
起きているとき・緊張状態にあるときに優位になる交感神経と、
寝ているとき・リラックスしているときに優位になる副交感神経があります。
自律神経が乱れる主な原因
身体的・精神的なストレス
昼夜逆転のような不規則な生活
加齢によるホルモンバランスの乱れ
ストレスを受けると、私たちの身体はその事態に対処しようとして、
交感神経が優位になり、血管の収縮や覚醒反応が起こります。
★ 血管の収縮 → 筋肉への血流低下 → こわばり → 肩こり → 頭痛
★ 不安 → 交感神経系の興奮 → 浅く速い呼吸 → 血液中の酸素と二酸化炭素の
バランスの変化 → 呼吸中枢が刺激され、さらに呼吸数が増える(過呼吸)→
不安の増幅、頭がぼうっとする、手がしびれるetc.
逆に副交感神経が優位の状態は身体がリラックスし、免疫機能も高まります。
副交感神経を優位にするためには、リラックスすることが必要です。
ゆっくりとお風呂につかる
気をつかわない相手と一緒に食事をする
静かな場所で読書をする
など、自分の気持ちがゆったりする時間はどのような時間かを知っておくことが大事です。
自律神経の乱れと肌の関係
肌の生まれ変わり(ターンオーバー)は睡眠中に分泌される「成長ホルモン」により
促されるため、副交感神経が働きリラックスした良い睡眠は肌の状態を良くしてくれます。
ストレスにより交感神経が優位に働き、精神的にも身体的にも緊張状態が続くと
睡眠不足なり、さらに交感神経には男性ホルモンを活性化する作用があるため、
皮脂分泌が増加し、肌荒れをまねく原因にもなります。
他にも自律神経の乱れは「腸の乱れ」ともとても密接な関係にあります。
人がストレスを感じると交感神経が優位になります。ところが腸のぜんどう運動を支配しているのは副交感神経ですからストレスが溜まると腸の動きが鈍くなり便秘を引き起こします。反対に神経性の下痢もストレスにより引き起こされます。
便秘や下痢を解消するにはストレスを溜めない、腸内環境を整える、食物繊維(野菜、キノコ、海藻等)や発酵食品(納豆、みそ、キムチ、甘酒、ヨーグルト等)をとり入れる食生活を心がけることが大切です。
肌に届けられる栄養もすべては腸で吸収されるため、腸の不調も肌荒れの原因となります。
ストレス社会と言われる今の時代において、ストレスのない生活はなかなか難しいですが、自律神経を整えることは、肌をきれいにするだけでなく、身体的に精神的にも健康を
維持するためにリラックスする時間を大切にしていきたいですね!