- kwa1258kwa
CBDの安全性とアイソレート・ディストレート の違い
更新日:2021年4月28日

最近CBDを使っている人も増えてきました。
ネットで検索してもCBDを含んだ様々な商品が販売されています。
しかし「大麻から取れる成分」ということで「大丈夫なの?」と思う人も多くいます。
私自身はCBDを使用し、とても効果を感じているユーザーの一人で、
安心して利用していますが、不安だと言われる部分を知ることが大事なのかな
と思いますので、そのあたりについて書きます。
大麻取締法で禁じられている「THC」
CBDは薬用植物アサの成分であるカンナビノイドの一種です
アサには500種類以上の色々な化合物が含まれていますが、その中でも
カンナビノイドと呼ばれる生理活性物質(生体機能の調整に働きかける
生命現象に関与し、影響を与える物質)で100種類以上あります。
有名な成分としてはTHC(テトラ・ヒドロ・カンナビノール)とCBD
(カンナビジオール)ですが、日本で販売されているCBDは麻の茎と種から抽出し、
THCは除去されています。

THCはマリファナの主成分で精神活性作用が強く、視覚や聴覚、味覚などが鮮明に
感じられるようになったり、気分が高揚したり欲求が高まり、いわゆる「ハイ」
と言われる症状になります。
副作用としても、依存症、脳や精神への悪影響、記憶障害などを引き起こす可能性が
あるため、日本の大麻取締法ではTHCの使用を禁じています。
しかし、鎮痛、沈静、催眠、食欲増進、抗がんなどの作用もあると言われていて、
医療目的で使用している国もあります。
つまりTHCは「毒」ではないけども、危険な副作用があるため法律上使用は認められていません。そして日本で販売されているCBDにTHCは含まれていないため、法律的にも身体的にも問題はなく安全に使用できるということです。
CBDは100種類以上もあるカンナビノイドのひとつですが、商品化されているCBDは2種類あって、その違いについても説明したいと思います。
CBDアイソレートとディストレート
CBD製品には「CBD 〇%」「CBD 〇mg」と記載されていますが、日本で売られている製品となっている主なCBDは「CBDアイソレート」と「CBDディストレート」の2種類です。「フルスペクトラム」というのもありますが、THCを含む可能性がゼロではないため、ここでは説明を省略します。
この2種類の違いを理解して、自分が求める製品を購入するのが良いと思います。
【CBDアイソレート】
アイソレートとは「分離」「隔離」を意味します。
言葉の通り、CBDアイソレートはカンナビジオール(CBD)の分離された形態のことで、分離前の段階では、CBDは100種類以上あるカンナビノイドの活性成分のうちの一つです。
分離するには、CBD以外の全ての植物の天然成分を徹底的に除去し、抽出されたCBDアイソレートは99%以上の純度となります。
そのCBDアイソレートは、食用やその他のオイルベースとブレンドしたり、他の物質に混ぜられても、比類のない純度を保ちその効果を発揮できる点が強みです。
これが、CBDアイソレートが味やフレーバーを重視したい人向けの食品やオイルへの使用に望ましい理由です。
【CBDディスティレート】
ディスティレートとは直訳すると蒸留と言う意味です。
CBDディスティレートはヘンプを濃縮したもので、カンナビノイドやテルペンの濃度を
最大限保ちつつTHCを除く蒸留プロセスを経ています。
蒸留とは液体を熱したり冷やしたりすることを通じて純化するプロセスを指し、
これによって選択した化合物から成る完璧なブレンドを作ることができます。
わかりやすく言うと、アイソレートは99%以上がCBD(カンナビジオール)に対して、
ディストレートはCBD以外のカンナビノイドやフラボノイド、ファイトケミカルなどの成分も含まれています。
アイソレートが白砂糖なら、ディストレートは黒砂糖のような感じです。
私たちの体内や脳内にはカンナビノイド受容体があるのですが、CBDだけではなく他の成分も含まれることにより、私たちの体に与える作用の幅は広くなります。
CBDやその他のカンナビノイドなどを、単体ではなく一緒に摂取することで「アントラージュ効果」と言われる相乗効果が期待できます。
CBDのアントラージュ効果は痛みの軽減から神経疾患や睡眠の質の改善などに影響します。
大麻植物には100種類以上のカンナビノイド、そして300種類以上の非カンナビノイド成分が存在していて、これらは地球上のどんな植物にも含まれていないため、カンナビスは非常にユニークな植物です。
そのため多くの研究者や医療関係者がカンナビノイド間の相互作用に関心を抱いています。
CBD製品の選び方
CBDは非精神活性のカンナビノイドであり、THCのような「ハイ」をもたらすことがないので多くの人にとって魅力的なサプリメントです。
しかし、多くのCBD製品は十分なテストや適切なろ過を行っていないこともあるので、THCレベルが安全であり事実上検知不能であることを保証した分析証明書 (Certificate of Analysis)を共有している製品を選ぶことがとても大切です。
初心者は最も効果が控えめであるアイソレートから出来たCBD製品を小容量から試していき、自分に合った含有量を見つけるのがいいかもしれないです。
そして、CBDの効果を最大限に得たいのであれば、他の化合物と相互作用しながら私たちの体に作用してくれるCBDディスティレートのご利用がオススメです。